■矯正装置の種類と特徴について

 

矯正装置は、種類によって形態や使用方法、メリット・デメリットなどが異なります。そこで今回は、床矯正、ワイヤー矯正、ムーシールド、インビザラインの特徴を個別にご紹介します。

 

▼床矯正の特徴

 

床矯正とは、プラスチック製の床（しょう）と金属製のワイヤーから構成される装置です。子どもの矯正治療で使われるもので、基本的に顎の幅を広げるなどの作用が期待できます。着脱式の矯正装置であり、1日中装着する必要はありません。

 

▼ワイヤー矯正の特徴

 

金属製のワイヤーとブラケットからなる矯正装置です。いわゆる“歯列矯正”であり、細かい歯並びの乱れを整えます。小児矯正では、第二期治療で実施します。ほとんどの歯並びを治せる、適応範囲の広い矯正法です。

 

▼ムーシールドの特徴

 

ムーシールドは、子どもの反対咬合を治すための装置です。マウスピースのような形をしている着脱式の矯正装置です。子どもの反対咬合は、できるだけ早期に治療を開始した方が良いので、症状が気になった時点で矯正歯科や小児歯科を受診するようにしましょう。

 

▼インビザラインの特徴

 

インビザラインは、世界で最も普及しているマウスピース型矯正装置です。透明な樹脂製のマウスピースを装着することで、細かい歯並びの乱れを整えます。目立ちにくく、治療に伴う痛みや不快感も少ない、素晴らしい歯列矯正です。ワイヤー矯正ほどではないにしろ、いろいろな症例に適応できるようになってきています。

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