■矯正治療と全身疾患の関連について
歯並びの異常によって直接的に発症リスクが高まる全身疾患は、基本的に存在していません。それでも、間接的にはさまざまな全身症状を引き起こすことがあるため、矯正治療が推奨されるケースも少なくありません。今回はそんな歯並びの異常や矯正治療と全身疾患・全身症状との関連についてわかりやすく解説します。
▼悪い歯並びによる全身症状
歯並びが乱れていると、胃腸障害が現れることがあります。これは悪い歯並びによるそしゃく能率の低下が主な原因です。食べ物をしっかりそしゃくせずに飲み込んでしまうため、胃腸に負担がかかります。また、悪い歯並びが頭痛や肩こり、腰痛につながることもあります。歯並びが悪いことで、そしゃく筋に過剰な負担がかかり、その周囲の筋肉にまで悪影響が及ぶからです。こうした悪い歯並びによる全身症状は、必ず起こるというものではないのでその点もご注意ください。
▼矯正治療で全身の不調も改善できる?
矯正治療によって歯並び・噛み合わせが正常化されれば、上述したような全身症状を改善できることもあります。また、歯や歯周組織、顎関節にかかる負担も軽減することが可能です。つまり、歯並びの矯正というのは、単に見た目を良くするだけではなく、お口や全身の健康維持・増進にまで大きく寄与するのです。
▼まとめ
このように、悪い歯並びと全身疾患には間接的な関連が認められますので、不定愁訴などにお困りの際は、矯正医に相談するのもひとつの手段といえます。
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